# Tuple型
Tuple型とは、複数の型を一つにまとめて扱う型のことです。 Tupleを使うことで、複数の値を一連のデータとして管理することができます。
# Tuple型の宣言方法
Tuple型は、カンマ区切りで型を ()
に列挙して宣言します。
Tuple型にはどのような型でも設定することができます。
var tuple: (Int, String, Double, String)
Tupleを生成する際は、タイプアノテーションを省略して書くことができます。
var tuple = (1, "Hello", 2.0, "Tom") // (1, "Hello", 2.0, "Tom")
# 要素に名前をつける
Tuple要素には、名前をつけることができます。
var tuple = (num1: 1, name1: "Hello", num2: 2.0, name2: "Tom")
// (num1: 1, name1: "Hello", num2: 2.0, name2: "Tom")
# Tuple要素へのアクセス
Tuple要素へのアクセスは、変数名.index数
でアクセスできます。
var tuple = (1, "Hello", 2.0, "Tom") // (1, "Hello", 2.0, "Tom")
print(tuple.1) // Hello
また、要素に名前がある場合は、変数名.要素名
でアクセスすることができます。
var tuple = (num1: 1, name1: "Hello", num2: 2.0, name2: "Tom") // (num1: 1, name1: "Hello", num2: 2.0, name2: "Tom")
print(tuple.name1) // Hello
# Tupleの値を変数に代入する
Tupleの値を個別の変数に代入するときは、宣言時の変数の ()
にカンマ区切りで指定することができます。
var tuple = (1, "Hello", 2.0, "Tom") // (1, "Hello", 2.0, "Tom")
var (num1, hello, num2, tom) = tuple
print(hello) // Hello