# Void型

Swiftでは、要素の型が0個のTuple型をVoid型と言います。

nilと似ていますが、nilは値があり得る場所に値がないことを意味し、Void型はそもそも値が存在しないことを表します。

用途としては、関数の戻り値がないときに使われます。

func test() -> Void {
  print("hey")
}

test() // hey

また、SwiftではVoid型の型エイリアスで () が定義されています。

Void() で記述しても意味は同じになります。

func test() -> () {
  print("hey")
}

test() // hey

引数がなくて戻り値がVoidの関数の型定義だと、() -> () と書くことができます。

func test() -> () {
  print("hey")
}


// () -> () の関数を代入
// () -> Void と同じ意味
var testFunc: () -> () = test

testFunc() // hey